タイプらんだむの文章は、コム・クエストが執筆し、1998年末までフォントワークス株式会社のWebサイトに掲載されていたものです。
タイプらんだむ 目次
(c)1500 by Aldus Manutius
16世紀のイタリア。従来の常識を破ったアルドゥス・マヌティウスの本は評判をよんだのですが、人気のあるものは真似されるという構図は、今も昔もかわらぬようで...。
かつてAldusというソフトウェア会社が彼の肖像をマークに使っていましたね。
バスカヴィルのライフワーク
欧文書体Baskervilleのデザイナー、ジョン・バスカヴィル。RollupもAltsys FontographerもAdobe Illustratorも存在しない時代に、書体をデザインし、ウエイトやサイズのバリエーションを揃える苦労たるや。
真実は歴史の彼方に
グーテンベルグより先に、活版印刷術を発明した人物がいた!? この人物の地元オランダでは高い支持を得たこともあった、活版印刷術発明伝説の虚実と背景を探ります。
グーテンベルクの災いは福と転じたか?
活版印刷術の発明者として、印刷史に燦然と名を残すヨハン・グーテンベルク。方や、人にだまされ負債にまみれて、当時の「おやじ狩り」「浮浪者狩り」にあって死んだという説まであるヨハン・グーテンベルク。この両者を繋ぐ接点は意外にも...。
芋判と髭の謎
グーテンベルクの肖像画といわれる絵の、あまりにもお粗末なミスとは?
幻の活版印刷
グーテンベルクより前に、活版印刷を行っていた国がありました。それは日本のお隣中国、そして朝鮮半島。しかし、これらの印刷術は、世界的な普及には繋がっていません。いったいどうしてなのでしょう。
紙の話
大学ノートのサイズはB5、会社で使うコピー用紙はA4、と、何気なく口にする用紙サイズ。ところで、AだのBだの何のこと?