2026

吸引力が弱くなったね、10年以上使っているし、もうだめかな……などと話していたら急に勢いよく吸い込み始めた掃除機に「もしかして聞いてたの?」と訊ねたくなったり、履き古した靴下をゴミ箱に入れるときに「お世話になりました」と呟いてしまうことがあるのは、心のどこかであらゆるモノに魂が宿ると信じているからかもしれない。

ではAIは?
実体はないが、ユーザーとのやりとりを記憶し同調し励ますなど、まるで心があるかのような振る舞いをすることがある。

【続き】

同僚が「クリス♡」と名付けて親しげに会話している相手も、上司が使い倒しているタダの“道具”も、実際には同じChatGPTがタイムスライスで応対しているにすぎないのだろうが、そう単純には割り切れない気もする。はたして人工知能は自らを存在として認識しているのだろうか、意識はあるのだろうか、自我は芽生えるのだろうか……などと考え始めると、難しい。
いつものようにこの文章を直してもらうのは、やめとこかな、バツが悪いし。う〜ん、でもちょっと不安……そうだ!Copilotに頼もう、アイちゃんの代わりに。

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